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クラウドサービスをGUIで組み合わせる「Microsoft Flow」のWindows Phone版が正式版に

最新版では日本語を含む36カ国語をサポート。共有ボタン・承認センターの追加も予定

Windows Phone版「Microsoft Flow」

 米Microsoft Corporationは4日(現地時間)、Windows Phone版「Microsoft Flow」アプリの正式リリースを発表した。Windows 10 Mobileに対応しており、現在“Microsoft ストア”から無償でダウンロードできる。

 本アプリは、既存のクラウドサービスを組み合わせながら“○○したら××する”といった一連の手続き(ワークフロー)をビジュアルにデザインし、実行できるようにするサービス“Microsoft Flow”のクライアントアプリ。Windows PhoneのほかにもWeb、iOS、Androidなどで利用できる。

 「Microsoft Flow」アプリを利用すれば、“フィードが更新されたら端末にプッシュ通知を送る”“メールの添付ファイルをオンラインストレージへ保存する”といった処理をプログラミングなしで簡単に実現可能。アプリのボタンを押して実行したり、定期的な処理を記述することもできる。正式リリースをアナウンスする公式ブログの記事でも“アプリのボタンを押して勤務時間を「Excel」へ記録する”フローの作成方法が解説されているので、参考にするとよいだろう。

 最新版では、日本語を含む36カ国語を新たにサポート。Webと同様、日本語化されたユーザーインターフェースが利用できるようになった。また、将来的には作成したフローをチームメンバーと共有・実行できるようにする“共有ボタン”、保留中の承認リクエストを確認するための“承認センター”といった機能の追加が予定されているという。