ニュース
圧縮・解凍ソフト「LHMelt」v2.00が公開、任意のDLL読み込みに関する脆弱性が修正
「UNLHA32.DLL」v3.00リリース時に予告されていた修正が施される
2017年6月12日 16:21
圧縮・解凍ソフト「LHMelt」の最新版v2.00が、11日に公開された。Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista/7/10などに対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。
「LHMelt」(LHMelting for Win32)は、「UNLHA32.DLL」の開発などで知られるMicco氏が作成した解凍・圧縮ツール。もともとは解凍・圧縮DLLの動作確認用に開発されたもので、特に凝った機能はないものの、各種DLLに関する設定がきめ細かく行えるのが特徴だ。
今回のアップデートにおける変更は、「UNLHA32.DLL」v3.00のリリース時に予告されていた脆弱性の修正がメイン。
まず、「LHMelt」「LMLzh32.DLL」における脆弱性が修正された。これらのプログラムにはDLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一フォルダーに存在するDLLを意図せず読み込んでしまう恐れがあった。最悪の場合、任意のコードを実行されたり、アプリをクラッシュさせられる可能性がある。
また、「UNLHA32.DLL」で作成された自己解凍書庫における任意のDLL読み込みに関する脆弱性への対応も行われているとのこと。
そのほかにも、Windows Vista環境で一度も書庫を開いたことのない場合に[書庫ファイルのオープン]ダイアログを開けなくなっていた問題が修正されている。
ソフトウェア情報
- 「LHMelt」
- 【著作権者】
- Micco 氏
- 【対応OS】
- Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista/7/10など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.00(17/06/11)