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Microsoft、無料のオンラインアプリ作成ツール“Windows App Studio”を12月1日で終了

後継として「Windows Template Studio」をオープンソースで提供

公式ブログ“Building Apps for Windows”

 米Microsoft Corporationは6月30日(現地時間、以下同)、公式ブログ“Building Apps for Windows”で、無料のオンラインアプリ作成ツール“Windows App Studio”を12月1日で終了する計画を明らかにした。

 “Windows App Studio”は、Windowsを搭載したデスクトップ・タブレット・スマートフォン向けのアプリケーションをコーディング不要で開発することができるWebサービス。機能を拡張したい場合は、作成したアプリをダウンロードして「Visual Studio」で開発を継続することもできた。“Windows Dev Center”へ提出すれば、一般のアプリと同様、“ストア”で公開できる。

 “Windows App Studio”のシャットダウンは段階的に実施される予定で、まず7月15日に新規ユーザーの受付が停止され、動的なコレクションデータソースを新たに作成することはできなくなる。さらに9月15日にはアプリケーションエディターの動作が停止され、既存のアプリケーションに対する動的コレクションAPIも動作しなくなる。そして、12月1日に“Windows App Studio”全体がシャットダウンされる予定。ユーザーはそれまでにプロジェクトとデータをダウンロードしておく必要がある。

 なお、後継としては「Windows Template Studio」がオープンソースで提供される。「Windows Template Studio」はウィザード形式でUWPアプリケーションのひな型を作成できる「Visual Studio 2017」用の拡張機能で、「MVVM basic」や「MVVM Light」といったMVVMフレームワークにも対応している。