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バーチャル地球儀ソフト「Google Earth」7.3.0 ~ラインナップが「プロ」に一本化
超高解像度ディスプレイへの対応やトラブルを簡単に解決できる修復ツール追加なども
2017年7月13日 08:08
米Google Inc.は、バーチャル地球儀ソフト「Google Earth」の最新版v7.3.0を公開した。Windows/Mac/Linuxに対応しており、現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。
本バージョンでは製品ラインナップが「Google Earth プロ」へ一本化され、「Google Earth」が廃止された。「Google Earth プロ」は元々「Google Earth」の上位版として有償で提供されていたが、2015年に無償化されており、わざわざエントリー版の「Google Earth」を利用する意義は薄れていた。「Google Earth プロ」では「Google Earth」の機能に加え、より高解像度での印刷、交通状況などの追加データレイヤー、土地の面積・半径・外周の測定、動画の作成・共有などがサポートされる。
機能面では、アプリケーションフレームワークとして採用されている「Qt」が更新されたほか、ネットワークスタックがオーバーホールされ、最新の暗号化アルゴリズムとアップデート機能がサポートされた。また、マルチメディアバックエンドが改善され、すべてのプラットフォーム上でサウンドの録音と再生、およびビデオの作成が行えるようになった。
そのほかにも、超高解像度ディスプレイへの対応や、「Google Earth」アプリのトラブルを簡単に解決できる修復ツール追加などが行われている。
なお、本バージョンでは動作要件が変更されているので注意。Windows版ではWindows 7、Mac版ではOS X 10.8がサポートされているなかでもっとも古いOSとなる。これらのOSへアップデートできない環境に対しては、引き続き旧バージョンが提供される。
ソフトウェア情報
- 「Google Earth プロ」Windows版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 7.3.0.3827(17/07/11)