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保守的ブランチ“CBB”では毎月第4火曜日の“Windows Update”を受け取れないことも
明示的に検索を行った場合は適用されるほか、問題がなければ翌月第2火曜日に配信
2017年7月31日 11:53
「Windows 10」の“Windows Update”の“ブランチ準備レベル”を“Current Branch for Business”に設定していると、毎月第4火曜日(米国時間、日本時間では水曜日)にリリースされるアップデートを受け取れないことがある。日本マイクロソフトは、28日に公開したブログ記事で注意を喚起している。
「Windows 10」の“Windows Update”では、ユーザーをグループに分け、アップデートなどの配信範囲を順次拡大していくという方針がとられている。「Windows 10 Insider Preview」の“リング”や、製品版「Windows 10」の“ブランチ”がそれに相当する。テストユーザー、一般ユーザー、保守的なユーザーの順に、最新の機能や修正を提供していくわけだ。
製品版「Windows 10」では、大多数のユーザーに提供される“Current Branch(CB)”のほかに、“Current Branch for Business(CBB)”と呼ばれるブランチが存在する。“CBB”はより保守的な運用を必要とする組織向けのブランチで、Windows 10 Pro以上のエディションならば「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]セクションから[詳細オプション]画面を開くと切り替えることが可能。
Microsoftは原則として、毎月第2火曜日にセキュリティ修正を含む更新プログラムを、第4火曜日に機能修正のみを含む更新プログラムをリリースしている。しかし、“CBB”では後者の更新プログラムが自動で配信されないという。
ただし、明示的に“Windows Update”で更新プログラムの検索を行った場合はインストールされる。また、特に問題がなければ、翌月の第2火曜日に配信されるセキュリティ更新プログラムとともにインストールされるとのこと。