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「Windows 10 November Update」のサポートが10月10日で終了
Windows 10のリリースモデルはよりシンプルな“半年次チャンネル”へ
2017年7月28日 15:54
米Microsoft Corporationは27日、「Windows 10 November Update(バージョン 1511)」に対するセキュリティ更新プログラムの提供を、10月10日で終了することを明らかにした。
「Windows 10」は、完成した“製品”として販売するのではなく、常に更新され続ける“サービス”として提供するというコンセプト“Windows as a Service(WaaS)”を掲げており、毎月の品質アップデートに加え、年に数回の機能アップデートを配信している。
機能アップデートはこれまで3つリリースされているが(November Update、Anniversary Update、Creators Update)、“サービス”の対象となるのは最新2バージョンだけだ。新しい機能アップデートがリリースされて4カ月経つと、そのアップデートは“製品(プロダクション)”と扱われるようになり、それより2バージョン古い“旧製品”は、通常60日間の猶予期間の内に、より新しい機能アップデートへの更新を行う必要がある。
なお、同社はこれよりもシンプルな“半年次チャンネル(Semi-Annual Channel)”と呼ばれるリリースモデルを「Creators Update」から採用している。このチャンネルでは「Office 365 ProPlus」と同様、3月と9月の年2回、機能リリースが提供され、それぞれ18カ月サポートされる。
加えて、POSシステムや工場、医療機器などで長期にわたって使われる端末向けには“長期サービスチャネル(Long-Term Servicing Channel)”が提供される。このチャンネルでは機能アップデートが2年ないし3年ごとに提供され、それぞれリリース日から10年間のサポートを受けられる。