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Windows 10 RTMの更新は今回が最後 〜Microsoft、2017年5月のセキュリティパッチを公開

Windows、Edge、Internet Explorer、Office、.NET Framework、Flash Playerを修正

“2017 年 5 月のセキュリティ更新プログラム”

 米Microsoft Corporationは9日(現地時間)、2017年5月のセキュリティ更新プログラムを公開した。現在、“Windows Update”や“Microsoft Update Catalog”から入手できる。

 今回のアップデートは、以下の製品が対象。

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • .NET Framework
  • Adobe Flash Player

 詳細は以下の通りとなっている。

 なお、Windows Vistaはサポートが終了しており、セキュリティ更新プログラムが提供されていないので注意。

Windows/Microsoft Edge/Internet Explorer

 Windows 10に対しては、以下の累積的アップデートが提供されている。

 なお、Windows 10の初期バージョンであるバージョン 1507(RTM)は、今回が最後のアップデートとなる。早めに現行版への移行を進めたい。

 また、旧バージョンのWindowsや「Internet Explorer」についても、セキュリティ更新プログラムが提供されている。

 「Microsoft Edge」「Internet Explorer」では、SSL/TLSサーバー認証で“SHA-1”を廃止するために暗号化APIが更新されているので注意

Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps

 「Microsoft Office」でも、さまざまな脆弱性が修正された。セキュリティ修正を含まない機能アップデートも配布されており、すべてのリストは同社のサポートページで確認できる。

Skype for Business 2016 (64-bit)

 「Skype for Business 2016 (64-bit)」では、1件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2017-0281(重要:リモートでコードが実行される)

Windows Defender/Microsoft Security Essentialsなど

 「Windows Defender」「Microsoft Security Essentials」などのセキュリティ製品で、1件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2017-0290(緊急:リモートでコードが実行される)

 本脆弱性は、細工が施されたファイルをスキャンするだけでリモートからコードを実行される恐れがある。同社は本脆弱性を悪用した攻撃を確認していないとしているが、脆弱性を報告したGoogleのセキュリティ研究家も“最近の記憶の中で最悪”と評しており、なるべく早い更新プログラムの適用をお勧めする。

Microsoft .NET Framework

 「Microsoft .NET Framework」では、1件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2017-0248(重要:セキュリティ機能のバイパス)

Adobe Flash Player

 「Adobe Flash Player」では、1件の脆弱性が修正された。詳細は、「Adobe Flash Player」のニュース記事を参照のこと。

  • ADV170006(緊急:リモートでコードが実行される)