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キングソフト、統合オフィス環境「WPS Office」を更新 ~無料移行期間の延長なども

「KINGSOFT Office」を改称、「Microsoft Office」と高い互換性をもつ低価格ソフト

「WPS Office」v10.8.0.6184

 キングソフト(株)は8日、統合オフィス環境「WPS Office」の最新版v10.8.0.6184を公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10に対応しており、現在30日無料で試用できる体験版が同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。

 「WPS Office」は、「KINGSOFT Office」をリブランドしたオフィススイート。ユーザーインターフェイスや機能面で「Microsoft Office」と高い互換性をもちながら、導入価格を抑えているのが特徴。一部ユーザーに不評な“リボン”ユーザーインターフェイスを従来のメニュー・ツールバーへ戻せる点や、複数のドキュメントをタブで切り替えられる点などもユニークだ。

 最新版では、「Microsoft Office」の“Smart Art”に対応する機能“スマート図形”を新たに搭載。ワープロソフト「Writer」やプレゼンソフト「Presentation」で、ビジュアルテンプレートから簡単に組織図やリストを作成できるようになった。

「Microsoft Office」の“Smart Art”に対応する機能“スマート図形”

 また、表計算ソフト「Spreadsheets」では膨大なデータをピボットテーブルで分析する際に便利なスライサー機能を追加。関数の参照元・参照先を矢印で可視化するトレース機能が新たに搭載されるなど、計36項目の改善が盛り込まれている。

膨大なデータをピボットテーブルで分析する際に便利なスライサー機能
関数の参照元・参照先を矢印で可視化するトレース機能

 なお、旧「KINGSOFT Office」ユーザーを対象とした無償移行期間は当初9月30日までとされていたが、12月31日まで延長される。また、最新版のリリースを記念した“ダブルピース!WPS Office キャンペーン”も開催。公式サイトより「WPS Office」をダウンロードしたユーザーに抽選で「WPS Office Standard Edition」ダウンロード版が提供されるほか、「WPS Office」を購入したユーザーに抽選で10,000円分のギフト券が贈られる。

ソフトウェア情報

「WPS Office」
【著作権者】
Beijing Kingsoft Office Software Co., Ltd. & Zhuhai Kingsoft Office Software Co., Ltd.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10
【ソフト種別】
体験版(製品版は“Standard”エディションが税込み5,880円など)
【バージョン】
10.8.0.6184(17/08/08)