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「Google Chrome」の安定版・ベータ版・開発版が同一環境で共存可能に

まずWindows、Android、Linuxでサポート

「Google Chrome」ベータ版と開発版を同一環境で動作させた様子

 米Google Inc.は21日(現地時間)、公式ブログ“Chromium Blog”で、異なる開発チャンネルの「Google Chrome」を同一の環境にインストールして実行(サイドバイサイド実行)できるようになったことを明らかにした。

 従来の「Google Chrome」は、1つの環境に安定版(Stable)、ベータ版(Beta)、開発版(Dev)を同居させることができなかった。そのため、プレリリース版にしか搭載されていない最新機能を用いて開発・テストするには、そのための専用環境を別途準備するか、日頃から不安定なプレリリース版を利用することを強いられてきたが、今回、この制限が撤廃されることになった。今後はプレリリース版「Google Chrome」を利用した開発やテストがより身近になるだろう。

 なお、サイドバイサイド実行はまずWindows、Android、Linuxでサポートされる。それ以外のプラットフォームでも将来バージョンで利用可能になる見込みだ。