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「Google Chrome 62」はOpenType可変フォントをサポート ~ベータ版でテスト可能

“Network Quality Estimator API”やDOM要素からのメディアキャプチャーなども

「Google Chrome」v62.0.3202.29

 米Google Inc.は20日(現地時間)、公式ブログ“Chromium Blog”で、「Google Chrome 62」のベータ版に導入された新機能や改善を明らかにした。本バージョンでは“Network Quality Estimator API”やOpenType可変フォント、DOM要素からのメディアキャプチャーなどがサポートされる。

 “Network Quality Estimator API”は、ネットワーク接続の品質を取得するAPI。従来からある“Network Information API”のように接続タイプと理論値を取得するのではなく、実際の接続状況から品質を推定することが可能で、たとえばネットワークの接続速度が低下していることをユーザーに通知するといった用途に利用できるという。

 可変フォントは、スタイルシートでストレッチ、スタイル、ウェイトを自由にコントロールできるようにしたもの。従来の静的フォントと異なり、スタイルごとにフォントファイルを用意しなくて済むので、ディスク領域とネットワーク帯域を節約できるほか、デザイン面での自由度も大きく向上することが期待できる。プレビュー版「Windows 10」でもサポートされており、今後の普及が期待される。

 DOM要素からのメディアキャプチャー機能は、“video”要素や“audio”要素から直接コンテンツをライブキャプチャーするもので、“WebRTC”でリモートから送られてきたり、“WebAudio”で加工されたコンテンツを記録するのに利用できるという。

 「Google Chrome」ベータ版はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、v62.0.3202.29が同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10で利用できる。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向けベータ版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
62.0.3202.29(17/09/20)