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OpenAI、「GPT-5.2-Codex」を発表 ~アプリ開発だけでなくサイバー防御にも優れた最新鋭モデル
「ChatGPT」の有料ユーザーに提供
2025年12月19日 17:57
米OpenAIは12月18日(現地時間)、「GPT-5.2-Codex」を発表した。先週発表された「GPT-5.2」をコーディングエージェント「Codex」向けに最適化したAIモデルだ。
「GPT-5.2-Codex」は、過去のやりとりを圧縮してコンテキストウィンドウのオーバーフローを防止することで(コンテキスト圧縮)、長時間にわたるタスクを中断なく進められるようになったほか、リファクタリングなどで大規模なコード変更を行う際の性能が向上した。
さらに、「GPT-5.2-Codex」は視覚性能も強化されている。コーディング中に共有されるスクリーンショット、技術図、チャート、ユーザーインターフェイスなどをより正確に解釈できるようになった。「GPT-5.1-Codex-Max」で対応したWindows環境での動作もブラッシュアップされているようだ。
また、「GPT-5.2-Codex」はコーディングだけでなく、サイバーセキュリティ対策の分野でも注目されている。先日「React」で発見された致命的な脆弱性「React2Shell」を分析するにあたっては「GPT-5.1-Codex-Max」が活用され、その過程で3件の脆弱性が追加で発見された。「GPT-5.1-Codex-Max」を上回る性能をもつ「GPT-5.2-Codex」も、そうしたサイバーセキュリティ対策での活用が期待されている。
そこで、今回のリリースに合わせて、サイバーセキュリティ対策におけるAI活用を進める取り組み「trusted access」が導入された。「GPT-5.2-Codex」のような最先端モデルは防御的セキュリティ業務を加速させるが、一方で悪用の懸念もある。そこで同社はセキュリティ専門家コミュニティと連携しながら、要件を満たす個人や組織に対し招待制で最新鋭のAIモデルを提供することで、業界の発展とコントロールを両立させたい考えだ。
「GPT-5.2-Codex」は本日より、「ChatGPT」の有料ユーザーに提供される。「Codex CLI」、各種統合開発環境(IDE)の拡張機能、クラウド、コードレビューで利用可能だ。APIによるサードパーティ提供も準備中とのこと。



















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