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OpenAI、「GPT-5.1-Codex-Max」を発表 ~新しいソフトウェア開発特化AIモデル
1日以上の長時間タスクにも耐え、数百万トークンでも一貫処理、Windowsでも動作
2025年11月21日 09:58
米OpenAIは11月19日(現地時間)、「GPT-5.1-Codex-Max」を発表した。ソフトウェア開発に特化させたAIモデル「GPT‑5-Codex」を発展させたもので、それを上回るパフォーマンスとコストバランスを実現している。
「GPT-5.1-Codex-Max」の特徴は、コンテキストウィンドウの制限に近づくと自動的にセッションを圧縮し、新しいコンテキストウィンドウを付与する「コンパクション」(compaction)と呼ばれるプロセス通じ、複数のコンテキストウィンドウを横断して動作するように初めから訓練されていること。この仕組みが採用されるのは同社のモデルとしては初で、数百万トークンにわたる巨大なタスクであっても一貫した処理が行える。そのため、プロジェクト規模のリファクタリング、深いデバッグセッション、数時間から一日以上にわたるエージェントループなどにも耐える。また、「GPT-5.1-Codex-Max」はWindows環境で動作するよう訓練した初めてのモデルでもある。
さらに、「GPT-5.1-Codex-Max」は推論能力の向上によりトークン効率が大幅に向上。推論を「medium」に設定している場合、「GPT-5.1-Codex-Max」は「GPT-5.1-Codex」よりも高いパフォーマンスを発揮する一方で、思考トークンの使用数は30%も少なく抑えられている。また、「GPT-5.1-Codex-Max」には従来の「high」推論を超える「xhigh」推論も導入されており、より長い時間をかけてじっくり課題に取り組むことも可能。通常は「medium」で十分だが、必要であれば「xhigh」でより難しいタスクを任せることもできる。
「GPT-5.1-Codex-Max」は本日より、「ChatGPT」のPlus、Pro、Business、Edu、Enterpriseプランのコーディングエージェント「Codex」で提供される。APIキー経由で「Codex CLI」を利用するユーザー向けに、APIでも提供される予定だ。
















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