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OpenAI、「GPT‑5」をソフトウェア開発に特化させた「GPT‑5-Codex」を発表
2025年9月17日 16:01
米OpenAIは9月15日(現地時間)、「GPT‑5-Codex」を発表した。同社最新鋭のAIモデル「GPT‑5」をベースに、現実世界のソフトウェアエンジニアリングに特化するべくトレーニングを施しているという。
「GPT‑5-Codex」は新規プロジェクトをゼロから構築したり、既存のプロジェクトに新しい機能やテストを追加したり、デバッグや大規模なリファクタリングを実行したり、コードレビューを実施したりといった、現実世界にもよくある複雑なソフトウェア開発のタスクのためにトレーニングされている。
また、タスクの複雑さに応じて思考に費やす時間を柔軟に変えるのも特徴。コーディングエージェントにとって2つの重要なスキル、すなわち開発者と対話しながら作業を進めることと、より長い時間かかるタスクを任せること、その両方をうまくこなす。
さらに、「GPT-5-Codex」はコードレビューも得意だ。レビューの際は巨大なコードベースをナビゲートして依存関係を推論し、コードとテストを実行して正確性を検証する。「GPT-5-Codex」によるコメントが間違っていたり、重箱の隅をつつくようなことは少なく、開発者はより重要な問題に集中できる。
「GPT-5-Codex」は、コマンドラインツールの「Codex CLI」、各種コードエディターや統合開発環境(IDE)向けに用意された拡張機能(Codex IDE extension)、「Codex」クラウド環境、および「GitHub」で利用可能。汎用モデルである「GPT-5」とは異なり、「GPT-5-Codex」はエージェントコーディングタスクにのみ使用することが推奨されている。