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「GPT-5」の思考時間を調整する機能、OpenAIがWeb版「ChatGPT」に投入

考えるのが長過ぎることがあるという意見に応えた改良

「GPT-5」の思考時間を調整する機能、OpenAIがWeb版「ChatGPT」に投入

 米OpenAIは9月18日(日本時間)、「GPT-5」の思考時間を調整する機能を「ChatGPT」に導入したと発表した。「GPT-5」は同社最新鋭のAIモデルで、素早く応答するモデルと複雑な問題にじっくり取り組むモデルを統合しているのが特徴だが、思考をさせると応答までに時間がかかり過ぎることがあるとの批判が寄せられていたという。

 思考時間の調整機能は、Web版「ChatGPT」(chatgpt.com)で「GPT-5 with Thinking」を選択している場合に利用可能。メッセージの編集画面にあるプルダウンメニューで、以下の思考時間を選べる。

  • Light:応答がもっとも速い
  • Standard:スピードと賢さのバランスがとれた新しい既定値
  • Extended:「Plus」における以前の既定値
  • Heavy:もっとも深く思考する

 選択した思考時間はユーザーが変更するまで、以後のWebチャットすべてに適用される。

「GPT-5 with Thinking」を選択している場合に利用可能

 なお、思考時間のカスタマイズは、「ChatGPT Plus」、「ChatGPT Pro」、「ChatGPT Business」で使用可能。「Standard」「Extended」はこれら3つのプランで利用できるが、「Light」「Heavy」は「ChatGPT Pro」限定となっている。