ニュース

「LibreOffice 25.8.4」が公開 ~「LibreOffice 25.2」系に代わる新しい安定(Still)版

クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境

「LibreOffice 25.8.4」がリリース

 The Document Foundationは11月13日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 25.8.4」を公開した。「LibreOffice 25.8」シリーズ4番目のマイナーアップデートで、70件以上もの問題とリグレッション(機能後退。前のバージョンで利用できていた機能が利用できなくなること)が解決されている。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。オープンなドキュメント仕様「Open Document Format」(ODF)をサポートするほか、「Microsoft Office」とも高い互換性をもつ。現在は公式サイト「www.libreoffice.org」から無償でダウンロード可能で、Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 「LibreOffice」にはテクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象とした最新(Fresh)版と、既存機能の改善に注力した安定(Still)版の2つがあるが、これまでStill版だった「LibreOffice 25.2」シリーズは先月末でサポートを終了した。今回アップデートされた「LibreOffice 25.8」シリーズが、今後は新しいStill版となる。

 ちなみに、「LibreOffice 25.8」シリーズではウェルカムダイアログの刷新、パフォーマンスの大幅改善、表計算アプリ「Calc」に追加された14個もの新関数といった新要素が含まれる。

 なお、次のFresh版「LibreOffice 26.2」は現在開発中。来年1月末から2月にかけてリリースされる予定だ。