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CPU情報を取得するWindows Sysinternalsツール「Coreinfo」がv4.0に、GUIアプリを追加
CPUコア、キャッシュ、ソケット、サポートする命令セット・機能などを詳細調査
2025年12月19日 13:22
CPU情報を収集するWindows Sysinternalsツール「Coreinfo」が12月16日(米国時間)、v4.0へと更新された。メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、CUIアプリに加えGUIアプリを同梱。これまでは「コマンド プロンプト」などで実行する必要があったが、ダブルクリックでGUIアプリを起動して、結果をグラフィカルに表示できるようになった。
「Coreinfo」の書庫ファイルをダウンロードして展開すると、いくつかの実行ファイルが現れる。ファイル名に「Ex」とあるのがGUIアプリで、それ以外がCUIアプリだ。末尾が「64」で終わるのはx64版、「64a」で終わるのはARM64版、それ以外はx86版となっているので、デバイスに合ったバイナリをダブルクリックで実行しよう。
GUIアプリはWindows 11で最近採用が広がっているモダンなデザインで、左のナビゲーションパネル(バー)で右側のページを切り替える仕組みになっている。右ページの上部は、CPU情報の概要で固定。ライトテーマ・ダークテーマの切り替えもサポートされる。
- Core View:論理プロセッサーをグリッドレイアウトで表示。CPUコアの種類(パワー重視のPコア、効率重視のEコア)、キャッシュのマッピング、ソケットやNUMAノードの割り当てなどをチェックできる
- NUMA View:マルチコア環境でCPUコアがメモリへ効率的にアクセスできるようにする仕組み「NUMA」(Non-uniform memory access)の情報を表示。CPUコアが高速にアクセスできるローカルメモリ(CPUコアとローカルメモリのセットを「ノード」と呼ぶ)と、アクセスにCPUコア間通信を必要とするリモートメモリの関係を理解して、処理を高速化するヒントを得ることが可能
- Socket View:CPUソケットごとにCPUコア、キャッシュ、「NUMA」ノードなどの数を表示
- CPU Feature:CPUがサポートする命令・機能を一覧。キーワードによるフィルタリングも可能
- NUMA Performance:「NUMA」ノード間のメモリアクセスコストをグリッドビューで視覚化
- Core Distance:それぞれのCPUコア間の通信コストをヒートマップで表示。赤いほどレイテンシ(待機時間)が大きくなり、パフォーマンスが落ちる
「Coreinfo」は現在、「Windows Sysinternals」から無償でダウンロードできる。対応OSはWindows 11およびWindows Server 2016以降。一部機能を利用する際は管理者権限が必要だ。
ソフトウェア情報
- 「Coreinfo」
- 【著作権者】
- Mark Russinovich 氏
- 【対応OS】
- Windows 11以降およびWindows Server 2016以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0(25/12/16)























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