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ブランチ分離でリリースへの準備が本格化「Windows 10 Insider Preview」Build 16273
絵文字機能をテストするためのBOTや、可変フォント「Bahnschrift」を導入
2017年8月24日 08:22
米Microsoft Corporationは23日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16273を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。今後は9月に予定されている「Windows 10 Fall Creators Update」のリリースに向け、安定性の向上に注力していくという。
「Windows 10 Fall Creators Update」の次期機能アップデート(Redstone 4、RS4)の開発はすでに始まっており、“Windows Insider Program”のコンテンツ受け取り設定を“Skip ahead to the next Windows release”へ切り替えればアップデートを受信することが可能(“RS_PRERELEASE”ブランチ)。ただし、このブランチはバージョンアップが頻繁に行われるものの、新機能や大規模な改善の投入はまだ先のことになる。特に理由がなければ、これまで通り「Windows 10 Fall Creators Update」(RS3)のアップデート(“RS3_RELEASE”ブランチ)を受信しておくとよいだろう。
さて、本ビルドはシェルや「Microsoft Edge」、入力機能の強化、および不具合の修正がメインとなっているが、いくつかの新要素も導入されている。
まず、“My People”で絵文字機能をテストするための「Windows Insider Emoji Bot」が追加された。このBOTを「Skype」のコンタクトに追加してタスクバーへピン留めしておけば、友達の少ない人でも簡単に絵文字の受信をテストすることができる。
また、新しいOpenTypeフォント「Bahnschrift」が追加された。このフォントはウェイトを自由に変えられるのが特徴で、従来の静的フォントと異なり、わざわざ複数のフォントウェイトを用意しなくても、1つのフォントで細字から太字までのスタイルをカバーできる。こうした可変フォントはファイルサイズも小さく、将来的には静的フォントを置き換えることが期待されている。