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20年越しの悲願、コンソールが24bitカラーに対応 ~「Windows 10 Insider Preview」Build 16257
視線追跡デバイスによる入力機能をベータ搭載、「Edge」にアクリル効果を追加
2017年8月3日 14:37
米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16257およびモバイル版Build 15237を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。現在、“Windows Update”から更新可能。
PC版Build 16257では、昨日アナウンスされた視線追跡デバイスによる入力機能がベータ版として提供される。本機能は“Eye Control”と呼ばれており、「設定」アプリの[簡単操作]-[その他のオプション]セクションで有効化することが可能。“Eye Control”がONになると、視線追跡によるマウス操作・キーボード操作・テキスト読み上げ操作などにアクセスするためのラウンチパッドが表示される。
なお、“Eye Control”を利用するには、ゲーム向けのアイトラッキングデバイス“Tobii Eye Tracker 4C”が必要。同社はハードウェアベンダーと協力しながら、対応デバイスを増やしていくとしている。
そのほかにも、“Office Insider”に参加している場合にデスクトップ版「Office」で3Dモデルを挿入する機能が利用できるようになった。また、「Microsoft Edge」も強化。“Fluent Design System”を採用し、タスクバーエリアにアクリル効果が追加されたほか、アドレスの編集処理を改善するためアドレスバーのフォーカス処理に調整が施された。
加えて、「コマンド プロンプト」でフル24ビットRGBカラーがサポートされた。20年来、256色しかサポートしてこなかったことを思えば、大きな改善と言えるだろう。
なお、モダンな液晶モニターに適した新しいカラースキームも追加されているが、本ビルドをクリーンインストールした場合にのみ、プロパティ画面に表示されるという。
一方、モバイル版Build 15237における変更は、小規模な改善と既知の問題の修正にとどまっている。