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Microsoft、UWP開発のためのライブラリ「UWP Community Toolkit」の最新版v2.0を公開
「Windows 10 Fall Creators Update」のAPIをサポート。“Fluent Design”の導入も
2017年8月31日 10:53
米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、UWPアプリケーション開発のためのライブラリ「UWP Community Toolkit」の最新版v2.0を公開した。現在、“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。パッケージ管理システム「NuGet」を利用して導入することもできる。
「UWP Community Toolkit」は、コミュニティベースで開発が進められているオープンソースライブラリ。カスタムコントロールやヘルパー関数、オンラインサービス連携、アニメーション、開発支援機能など、UWPアプリケーションを開発する上で有用なコンポーネントが数多く含まれている。
v2.0は「Windows 10 Fall Creators Update」の新しいAPIをサポート。カスタムコントロールへの“Fluent Design System”の導入も進められている。さらに、アプリケーションに閉じた通知を行う「InAppNotification」やテキスト編集のためのツールバー「TextToolbar」といったコントロールが新たに追加。画面の折りたたみを行う「Expander」コントロールやメニューコントロールの拡張も行われている。
また、「.NET Standard」の共通コードやクロスプラットフォームサービスをまとめた“Microsoft.Toolkit”と“Microsoft.Toolkit.Services”という2つの新しいパッケージが導入された。今後はUWP以外のプラットフォームでの利用も視野に入れた開発が進みそうだ。
なお、「UWP Community Toolkit」に収録されているコンポーネントのデモは、サンプルアプリ「UWP Community Toolkit Sample App」で確認することができる。現在、“Microsoft ストア”から無償でダウンロード可能だ。
ソフトウェア情報
- 「UWP Community Toolkit Sample App」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10、Windows 10 Mobile
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.1