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パスワードを教えずにTwitterアカウントを共同運用 ~「TweetDeck」のチーム機能がモバイルで

iOSとAndroidで順次利用可能に

Twitter Japan‏による告知ツイート

 米Twitter Inc.は8日(日本時間)、「TweetDeck」のチーム機能をiOSとAndroidにも導入することを明らかにした。順次利用可能になるという。

 “Twitter”では通常、アカウントの管理やツイートの投稿を行えるのはアカウントの“所有者”のみだ。そのため、アカウントを複数人でチーム運用したい場合は、投稿するメンバー全員にIDとパスワードを教える必要がある。こうした運用は、パスワードが流出するリスクが高まるうえ、メンバーがチームから抜けるたびにパスワードのリセットと共有をやり直す必要が生じる(でないと、脱退したメンバーが引き続き投稿できてしまう)。

 そのため「TweetDeck」には、アカウントを共同管理するためのチーム機能が2015年から導入されている。このチーム機能を利用すれば、“Owner(所有者)”が他のユーザーをアカウントに招待して、アカウント管理の一部が行える“Admin(管理者)”や、ツイートの投稿などだけを任せる“Contributor(コントリビュータ)”にすることが可能。招待の過程でパスワードを教える必要がない上、メンバーがチームを抜ける場合はアクセス権限を取り消すことができるため、共同アカウントの運用が容易となる。

 なお、モバイル向け「TweetDeck」アプリのサポートは2013年に終了している。そのため、「TweetDeck」のチーム機能が導入されるのはiOS/Android向け「Twitter」アプリになるものと思われる。