やじうまの杜

「TweetDeck」改め「XPro」にチーム機能が復活、新しい“委任アカウント”を試す

代表アカウントを複数のメンバーで管理したい場合にはうってつけ。誤爆に注意

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「TweetDeck」改め「XPro」に委任(Delegate)アカウント機能

 先日、「TweetDeck」が「XPro」に改称されたことをお伝えしましたが、そのときに機能を一通りチェックしたところ、 チーム(Team) 機能が 委任(Delegate) アカウントという名前で再実装されていたようなので、実際に試してみました。

 委任(Delegate)@@アカウント(共有アカウントとも)は、簡単に言うと他のアカウントがツイート(「ポスト」と呼ぶべきかもしれませんが、本稿では馴染みのあるこの呼び方で統一させていただきます)を代理投稿できるようにする機能です。

 「Twitter」(「X」と呼ぶべきかもしれませんが、本稿では馴染みのあるこの呼び方で統一させていただきます)にはマルチアカウント機能がすでにあり、画面左下のプロフィールアイコンから簡単にサブアカウントへ切り替えられます。

委任アカウントとマルチアカウント(サブアカウントへの切り替え)

 しかし、サブアカウントへのログインには当然のことながら、IDとパスワードが必要。たとえば企業の公式アカウントの運用を任せたい場合、できるだけ生のパスワードを共有するのは避けたいところです。パスワードの漏洩につながりかねませんし、アカウントの運用を任せていた社員がやめるたびにパスワードをリセットする必要もあるでしょう。

 そこで、「TweetDeck」ではユーザーにパスワードを教えず、ツイートの投稿などの一部機能だけを委譲できる チーム(Team) 機能が提供されていました。わざわざアカウントを切り替えずに代理ツイートできる上、委任・委譲した権限はいつでも取り消せるので、代表アカウントを複数のメンバーで管理したい場合にはうってつけの機能でした。

 「XPro」ではこれが委任(Delegate)アカウントという名前になるようで、設定も[アカウント]ページ(tweetdeck.twitter.com/settings/account)から[セキュリティとアカウントアクセス]ページ(tweetdeck.twitter.com/settings/security_and_account_access)に移設されています。ツイートの投稿だけでなく、ダイレクトメッセージ(DM)の送信やリストの作成なども行えます。

チーム(Team)機能は[セキュリティとアカウントアクセス]ページにお引越し、委任(Delegate)アカウントに

 では、実際に他のアカウントを委任アカウントにしてみましょう。

  1. 画面左下の[もっと見る]メニューから[設定とプライバシー]画面へアクセス
  2. [セキュリティとアカウントアクセス]-[Delegate]ページへ進む
    [セキュリティとアカウントアクセス]-[Delegate]ページへ進む
  3. [あなたがアカウント権限を付与したメンバー]ページへアクセス
    [あなたがアカウント権限を付与したメンバー]ページへアクセス
  4. メンバーをアカウントに招待する
    メンバーをアカウントに招待する
  5. メンバーの役割を選択。通常は「コントリビューター」でよい
    メンバーの役割を選択
  6. 指定したアカウントに招待状がメールで送信される
    招待状がメールで送信
  7. メンバーに招待を確認してもらう
    招待を確認
  8. [あなたがアカウント権限を付与したメンバー]ページにメンバーが「コントリビューター」として登録されるので、チェックマークをクリックして承認
    ユーザーを承認

 セットアップが完了すると権限を付与したアカウントは、「TweetDeck」で新規ツイートを作成する際に、投稿先のアカウントを選択できるようになります。

 委任アカウントでツイートするときは「~さんとしてツイートします」というラベルが表示されるので、くれぐれも 誤爆には注意 してくださいね!

誤爆には注意