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20年の歴史を持つ囲碁ソフト「銀星囲碁」が八段免状取得試験に挑戦 〜本日10時から
市販のPCや囲碁ソフトが八段免状の取得に挑戦するのは世界で初めての試み
2017年10月4日 08:25
(株)シルバースタージャパンは3日、同社が開発する囲碁ソフト「銀星囲碁」が日本棋院の八段免状取得試験に挑戦することを明らかにした。市販のPCや囲碁ソフトが八段免状の取得に挑戦するのは世界で初めての試み。試験は4日午前10時より、日本棋院が運営するオンライン対局サービス“幽玄の間”で実施される。
「銀星囲碁」は、20年の歴史を持つ囲碁思考エンジン。最新版の「銀星囲碁17」は囲碁のトッププロを連破したGoogleの「AlphaGo」でも採用され話題になった“深層学習(Deep Learning)”技術を取り入れ、実力を大きく向上させており、アマチュア七段相当の「銀星囲碁16」との対局では実に勝率90%以上を叩き出すという。
八段免状取得試験は、ほぼ同じ棋力の“幽玄の間”会員と50局以上のレーティング対局を行なう形式で実施され、レーティングポイントが33,000点を超えた時点で八段免状の取得が認められる。それぞれの対局は持ち時間20分で行われる。持ち時間を使い切ると負けだが、追加で1手30秒の秒読みが3回だけ認められる。