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プレビュー版「Windows Terminal」v0.10が公開、WSLアプリでもマウス入力をサポート

ペインの複製などの新機能も

「Windows Terminal」v0.10

 米Microsoftは3月17日(現地時間)、プレビュー版「Windows Terminal」の最新版v0.10を公開した。「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」以降に対応しており、現在“Microsoft Store”から無償でダウンロード可能。

 v0.10の目玉は、「Windows Subsystem for Linux(WSL)」アプリでもWindowsの仮想ターミナル(VT)と同じようにマウス入力がサポートされたこと。「Midnight Commander」などのアプリでアイテムをクリックすると、「Windows Terminal」でもそれが認識される。アプリがマウスモードであれば、[Shift]キーを押しっぱなしにすることで、VTへ入力を送信する代わりにアプリを選択状態にすることができる。

WSLアプリでもマウス入力をサポート

 そのほかにも、設定オプションがアップデートされ、フォーカスのあるペインのプロファイルを複製して新しいペインを開く機能が追加された。ウィンドウのサイズ変更でテキストのリフローが発生する際の挙動も大幅に改善されている。

ペインの複製などの新機能も

 「Windows Terminal」は、Microsoftが新規に開発したターミナルアプリ。複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えられる点や、UTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファー、DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンを備えるモダンな設計が特徴だ。オープンソースで開発されており(ライセンスは“MIT License”)、ソースコードは“GitHub”から入手できる。現在はプレビュー版という扱いで、4月の正式リリースが予定されている。

ソフトウェア情報

「Windows Terminal (Preview)」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.10.7610.0(20/03/17)