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ブラウン管っぽいレトロ効果を実験的に追加 ~ターミナルアプリ「Windows Terminal」v0.8
[Ctrl]+[Shift]+[F]キーでテキスト検索が行えるように
2020年1月17日 06:45
米Microsoftは1月14日(現地時間)、プレビュー版「Windows Terminal」の最新版v0.8を公開した。本バージョンでは[Ctrl]+[Shift]+[F]キーでテキスト検索が行えるようになったほか、レトロターミナル効果が実験的機能として導入されている。
レトロターミナル効果は、古いブラウン管(CRT)モニターでのターミナル表示を再現したモード。ブラウン管特有の走査線やフォントのにじみが、古くからPCに親しんだユーザーにとっては懐かしい。液晶モニターしか知らないユーザーにとっては、かえってクールに感じられるかもしれない。
この効果を有効化するには、まずタブバーの[∨]ボタンを押すと現れるプルダウンメニューで[Settings]項目を選択し、設定を記述するJSONファイルを開く。次に、レトロターミナル効果を有効化したいプロファイル(「PowerShell」や「cmd」といったシェルの起動設定)に“"experimental.retroTerminalEffect": true”というオプションを書き加える。これで、次回そのプロファイルを開いたときに効果が適用されているはずだ。
そのほかにも、設定の拡充やユーザーインターフェイスの改善が図られた。なかでも、タブの幅を“タイトルの長さに合わせる(titleLength)”、“すべて同じ幅にする(equal、既定)”の2つから選べるようになったのは、タブ操作にこだわるユーザーにとってうれしい変更といえるだろう。
「Windows Terminal」は、新規に開発されたターミナルアプリ。複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えられる点や、UTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファー、DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンを備える点が特徴。「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」以降に対応しており、現在“Microsoft Store”から無償でダウンロードできる。オープンソースで開発されており(ライセンスは“MIT License”)、ソースコードは“GitHub”から入手可能。現在はプレビュー版という扱いで、4月の正式リリースが予定されている。
ソフトウェア情報
- 「Windows Terminal (Preview)」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.8.10091.0(20/01/14)