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日本語に対応した「Windows Terminal」v0.11が公開 ~正式リリース前の最終プレビュー版

設定周りが整理され、「Cascadia Code」が既定フォントに

「Windows Terminal」v0.11

 米Microsoftは4月22日(現地時間)、プレビュー版「Windows Terminal」の最新版v0.11を公開した。「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」以降に対応しており、現在“Microsoft Store”から無償でダウンロード可能。

 「Windows Terminal」は、Microsoftが新規に開発したターミナルアプリ。複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えられる点や、UTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファー、DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンを備えるモダンな設計が特徴だ。オープンソースで開発されており(ライセンスは“MIT License”)、ソースコードは“GitHub”から入手できる。現在はプレビュー版という扱いで、4月の正式リリースが予定されている。

 v0.11は、正式リリースを控えた最後のプレビューバージョンになる予定。今後は変更があってもリビジョン(“v0.11.x”の場合“x”の部分)アップに留まるという。

 改善の目玉は、英語以外のユーザーインターフェイス言語がサポートされたこと。プルダウンメニューなどが日本語を含む各国語へローカライズされ、ユーザーフレンドリーになった。

 また、正式リリースを控えて設定周りで最後の破壊的変更が加えられている。設定ファイルは名前が“profiles.json”から“settings.json”に変更され、新たに生成し直された。新しい設定では、昨年9月に発表されたターミナル・コードエディター向けフォント「Cascadia Code」がデフォルトとなり、“Tango Dark”と“Tango Light”という2つのカラースキーマが選べるようになる。プレビューテスト中に廃止されたオプションも削除され、整理されている。

2つの“Tango”配色が選べる

ソフトウェア情報

「Windows Terminal (Preview)」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.11.1121.0(20/04/22)