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Microsoft、ターミナル・コードエディター向けの新フォント「Cascadia Code」を発表
合字を活用。「Windows Terminal」のコードネームを引き継いだフリー&オープンソースフォント
2019年9月20日 11:30
米Microsoftは9月19日(現地時間)、コマンドラインやコードエディター向けに開発された新しいフォント「Cascadia Code」を発表した。5月に開催された開発者向けカンファレンス“Build 2019”でお披露目されたフォントで、今回が初めてのリリースとなる。
「Cascadia Code」は、ターミナルアプリケーションや「Visual Studio」「Visual Studio Code」といったテキストエディターでの利用を想定して開発された等幅フォント。“Cascadia(カスカディア)”は元々「Windows Terminal」プロジェクトのコードネーム。プロジェクトの正式名には採用されなかったが、今回フォントの名前として引き継がれた。
本フォントのアドバンテージは、コーディング時の視認性に優れる点だけではない。合字(リガチャ)をうまく活用しており、たとえば“<”と“=”、“-”と“>”を続けて入力すると、文字を合体させて“≦”“→”のようにわかりやすく表現できる。この仕組みは「FiraCode」などでも採用されており、モダンなコーディング向けフォントのトレンドを取り入れた格好だ。
「Cascadia Code」はオープンソースで開発されており、現在“GitHub”のプロジェクトページからバージョン“1909.16”を無償でダウンロード可能。ライセンスは“SIL Open Font License 1.1”で、単体での販売こそ行えないものの、有償アプリへの組み込みも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Cascadia Code」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1909.16(2019/09/19)