レビュー
合字(リガチャ)をうまく活用したソースコード向けの等幅フォント「FiraCode」
“!=”は“≠”へ、“->”は“→”へ。2文字以上からなる演算子をわかりやすく
2017年4月3日 06:00
「FiraCode」は、プログラマー向けに開発された等幅フォント。オープンソースで開発されており、ライセンスは“SIL Open Font License 1.1”。“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。
本フォントの特徴は、複数の文字を合成して一文字にする“合字(リガチャ)”という仕組みをうまく活用していること。もともと“ae”を“æ”などと表示するためのものだが、本フォントではプログラミング言語でよく使われる2文字以上からなる演算子を1つの文字として表現することができる。
たとえば、不等価演算子“!=”は“≠”、アロー演算子“->”は“→”のように表示される。パッと見て演算子の意味がとりやすい上、余計な空白などが入ると合字が解除されてしまうのでミスを見付けやすくなる。
本フォントはさまざまな開発環境、コードエディター、ターミナルをサポートしており、公式サイトでそれぞれの導入方法が案内されている。また、Webページへ埋め込んで利用するためのWebフォントやスタイルシートも同梱されているので、プログラミングを扱うブログに組み込んでみても面白いかもしれない。
ソフトウェア情報
- 「FiraCode」
- 【著作権者】
- Nikita Prokopov 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.204(16/11/06)