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ソースコード用フォント「FiraCode」、文字だけでプログレスバー・リングを表現可能に

文字のバリエーションも拡充

 プログラマー向けに開発された等幅フォント「FiraCode」が、11月29日にアップデートされた。最新版の「FiraCode 6」では、2つの新機能が追加されている。

 「FiraCode」は、ソースコードの表示に適した等幅フォント。複数の文字を合成して一文字にする仕組み「合字」(リガチャ)を活用しており、プログラミング言語でよく使われる2文字以上からなる演算子を1つの文字として表現できる。

 たとえば、不等価演算子「!=」は「≠」、アロー演算子「->」は「→」のように表示可能で、一目で演算子の意味がとりやすい。余計な空白などが入ると合字が解除されてしまうので、ミスも見つけやすくなる。

 新機能の1つ目は文字のバリエーションが拡充されたことだ。ゼロや小文字の「i」「l」といった見間違いの多い文字や、好みのわかれる記号などを中心に異体字(Variant)が設けられた。

文字のバリエーションが拡充

 2つ目の新機能は、プログレスバーのサポート。コンソールアプリ(CUI)ではダウンロードの進捗状況などを「#」を用いて表すことがあるが、これをGUIアプリのプログレスバーのような表示にすることができるようになった。バーがくるくると回転するタイプのプログレスインジケーターもリング表示にできる。

プログレスバーやリングタイプのプログレスインジケーターを表現可能に

 本フォントはさまざまな開発環境、コードエディター、ターミナルをサポートしており、公式サイトでそれぞれの導入方法が案内されている。また、Webページへ埋め込んで利用するためのWebフォントやスタイルシートも同梱されているので、プログラミングを扱うブログに組み込んでみても面白いかもしれない。

ソフトウェア情報

「FiraCode」
【著作権者】
Nikita Prokopov 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6(21/11/29)