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無償テキストエディター「Mery」がOpenType機能に対応 ~ゼロの字形も好きに選べる

ベータ版でテスト中

「Mery」v3.3.6

 フリーの高機能テキストエディター「Mery」ベータ版v3.3.6が、4月15日に公開された。本バージョンの目玉は、OpenType機能に対応したことだ。

 この機能を有効化するオプションは、暫定的に[ツール]-[オプション]ダイアログの[DirectWrite]カテゴリに収められている。右下の[詳細]ボタンを押すと[OpenType 機能]という小さなダイアログが現れるので、有効化したい機能をカンマ区切りで入力すればよい。

 OpenType機能にはさまざまなものがあるが、その一部を挙げておく。

  • zero:「0」(ゼロ)にスラッシュなどを加えて「O」(オー)と区別できるようにする
  • liga:[合字を有効にする]オプションと同じ(上書きする)。「"liga" 0」で無効化
  • hwid:[等幅半角字形を有効にする]オプションと同じ(上書きする)
  • salt:デザインのバリエーション。複数ある場合は「"salt" 1」などと指定する。

 この機能をサポートしているフォントはまだそれほど多くないが、「IBM Plex Sans JP」「FiraCode」などで利用できるという。

[合字を有効にする]オプションを無効化して「FiraCode」を利用
OpenType機能に「"liga"」を指定

 「Mery」ベータ版は、64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10に対応するフリーソフト。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Mery」アルファ版
【著作権者】
kuro 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.3.6(22/04/15)