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フリーの高機能テキストエディター「Mery」がダークモードとカスタムカーソルに試験対応
アルファ版で一足先に体験できる
2021年1月14日 11:00
フリーの高機能テキストエディター「Mery」で、ダークモードとテキストカーソルインジケーターが試験的にサポートされた。アルファ版で試すことができる。
ダークモードは、画面を黒基調のデザインへ切り替える機能。クールな印象はもちろん、暗所でも目に優しく、モニターによっては電力消費を抑えることができるのが魅力で、Windowsアプリにも対応するものが増えている。
しかし、作者によるとWin32アプリにはダークモードのためのAPIが正式には提供されておらず、UWPアプリのように簡単には対応できないという。「CrystalDiskInfo」や「EmEditor」のように非公開のAPIを利用することでダークモードをサポートすることは可能だが、OSのバージョンアップで仕様変更が発生したり、バージョンによって仕様が異なり個別対応を強いられるといった負担が懸念される。
しかし、「Windows 10 October 2018 Update」で「エクスプローラー」がダークモードに対応したことでも察せられるように、APIの仕様は固まりつつあるようだ。そこで、アルファ版「Mery」でダークモード対応が試験的に導入された。
「Mery」のダークモードは、[ツール]-[オプション]ダイアログの[基本]セクションにある[外観モード(試験的)]プルダウンリストから設定できる。[アクセント カラーを使用する(試験的)]オプションを有効化すれば、アクティブなタブなどの色をWindowsのアクセントカラーと合わせることもできる。
なお、この設定はエディター画面とは連動しない。しかし、[表示]セクションでダーク系のテーマを選べば、アプリ全体を黒基調のデザインにすることが可能。そのほかにもこまごまとして注意点があるので、利用の際はドキュメントを参照してほしい。
もう一つのテキストカーソルインジケーターは、最近のWindows 10に搭載されているアクセシビリティ機能。テキストを編集する際、カーソル(キャレット)のサイズや色を見やすくカスタマイズできる。
「Mery」をこのテキストカーソルインジケーターに対応させるには、設定ファイルの“[General]”セクションに“CursorIndicator=1”を追記する。テキストカーソルインジケーターのカスタマイズは、「設定」アプリの[簡単操作]-[テキスト カーソル]セクションから行える。
「Mery」アルファ版は、64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10に対応するフリーソフト。最新版は9日にリリースされたv3.2.5で、作者のWebサイトからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Mery」アルファ版
- 【著作権者】
- kuro 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.2.5(21/01/09)