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ダークモードをサポートした「EmEditor」v18.0.0 ~巨大ファイルの処理も大幅に高速化

検索・置換・フィルターで7倍、保存で45.9倍から55.2倍の大幅なパフォーマンス向上

「EmEditor Professional」v18.0.0

 米Emurasoftは8月9日(日本時間)、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新正式版v18.0.0を公開した。今回のアップデートでは、巨大ファイルに関する処理を高速化。検索・置換・フィルターで約7倍、上書き保存で45.9倍、名前を付けて保存で55.2倍の大幅なパフォーマンス向上を実現した。

巨大ファイルに関する処理を高速化

 そのほかにも、Windows 10のダークモードがサポートされた。「設定」アプリの[個人用設定]-[色]セクションで既定のアプリモードを“黒”にしている場合、「EmEditor」の一部ユーザーインターフェイスの背景が暗くなる。エディター部分は対応していないものの、[ツール]-[(すべての|現在の)設定のプロパティ]ダイアログの[表示]セクションで“MinimalZen”テーマを選択すると、背景色を濃色にすることができる。

Windows 10のダークモードがサポート
ダークモードと“MinimalZen”テーマを併用

 また、ファイルの読み込み・読み直し・保存を行う際、[エンコードの定義]ダイアログであらかじめ定義されていないエンコードを指定できるようになるなど、エンコード関連の機能が整理されている。

 「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。価格は、1年間の無償バージョンアップが可能な通常ライセンスが4,800円(以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要)、アップデートの提供期間に制限のない永久ライセンスが18,000円となっている。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。

 また、Windows 10ならばストアアプリ版を利用することも可能。価格は年額19.99米ドル。本バージョンでは“S モード”で動作するという要件に従うためいくつかの機能が無効化されているほか、関連付けできるファイル形式の拡充が行われている。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア(通常ライセンスは税抜き4,800円、永久ライセンスは税抜き18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
18.0.0(18/08/09)