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設定の同期機能を追加した「EmEditor」v18.1.0が公開 ~ライセンス形態の変更も

通常ライセンスが完全なサブスクリプションモデルへ移行

「EmEditor Professional」v18.1.0

 米Emurasoftは9月27日(日本時間)、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新正式版v18.1.0を公開した。本バージョンでは、複数のパソコンで「EmEditor」の設定を同期する機能が追加されたほか、GREP検索などの処理が高速化している。

 設定の同期機能を利用すると、「EmEditor」の設定をWindowsの共有フォルダーやOneDriveフォルダーなどを介して同期することが可能。さらに、ストアアプリ版の「EmEditor」ではMicrosoftアカウント経由で同期を行うことができる。同期機能は、[カスタマイズ]ダイアログの[同期]画面から有効化し、各種設定を行うことが可能だ。

[カスタマイズ]ダイアログの[同期]画面

 また、GREP検索を行う“ファイルから検索”の処理が大幅に高速化された。11,370個のHTMLファイル(合計29.9MB)を検索した場合に、v18.0と比較して14.5倍のパフォーマンス向上を実現しているという。そのほかにも巨大ファイルの処理も高速化されており、ファイルを開く、CSVモードに切り替える、並べ替え、重複行の削除、保存などが最大77.8倍の速さで行えるようになっている。

“ファイルから検索”や巨大ファイルに関する処理が高速化(同社ブログより引用)

 なお、本バージョンから一部のライセンス形態が変更されているので注意。これまでの“通常ライセンス”では購入後1年後にライセンスを更新しなくても、バージョンアップを行わなければ「EmEditor Professional」を継続利用できたが、v18.1.0以降はライセンスを更新しない限り機能制限版の「EmEditor Free」として利用することになる。また、これに伴い、“通常ライセンス”の呼称が“年間サブスクリプション”に変更されている。

 ただし、v18.0.9以前をv18.1.0以降へバージョンアップしていない場合は、バージョンアップを行わない限り継続利用が可能だとのこと。

 「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。価格は、1年間の利用が可能な年間サブスクリプションが4,800円(税抜き、以下同)で、ライセンスの更新料は年額2,400円。ライセンスの有効期間に制限のない永久ライセンスは18,000円となっている。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
18.1.0(18/09/27)