年末年始に試したいWindows 10最新機能
第7回
モリサワの新しいフォント、「エクスプローラー」のダークモードなど盛りだくさん!
[Windows]+[.]キーで呼び出せる絵文字パネルにも注目
2019年1月9日 07:15
新しいフォント
「Fall Creators Update」ではモリサワの「UDデジタル教科書体」が採用されましたが、「October 2018 Update」では「BIZ UDフォント」が追加で同梱されています。初期状態で高品質なフォントが利用できるのはうれしいですね。
なお、このフォントは「October 2018 Update」以外の環境でも無償で利用できます。
「エクスプローラー」のダークモード
「エクスプローラー」では“ダークモード”がサポートされました。「設定」アプリの[個人用設定]-[色]セクションで“既定のアプリ モード”を“黒”にすると、「エクスプローラー」にカッコいいダークテーマが適用されます。ファイルの保存をはじめとするコモンダイアログも、ちゃんと黒くなります。
ちなみに、次期バージョンの「Windows 10 19H1」では“ライトモード”がテストされています。スタートメニューやタスクバーといったシェルコンポーネントに明るいテーマを適用できるようになる予定です。
もはやパネル?になった「ゲーム バー」
[Windows]+[G]キーでアクセスできるゲームキャプチャー機能「ゲーム バー」には、オーディオミキサーが追加。プレビュー版でテストされていたリソースメーター機能は省かれたようですが、“バー”というよりむしろ“パネル”といった趣になりました。
また、プレビュー版に導入されたスクリーンショットとキャプチャームービーのギャラリー機能が利用できるようになっています。“Twitter”への投稿も簡単です。
絵文字を簡単に入力できる絵文字パネル
「October 2018 Update」でもう1つ覚えてほしいショートカットキーは、絵文字パネルを呼び出す[Windows]+[.]キーです。従来もタッチキーボードや「Microsoft IME」の変換機能を利用すれば絵文字を入力することはできましたが、「October 2018 Update」ならばそれらを利用せずとも、専用のパネルで簡単に入力できます。
絵文字は種類ごとにカテゴリ分けされており、パネル下部のタブで切り替えることが可能。よく利用する絵文字は[最近利用したもの]タブにストックされるので、お気に入りの絵文字を挿入するのも簡単です。
さらに「Windows 10 19H1」では、この絵文字パネルで顔文字や記号もサポートされる予定。どんどん便利になる絵文字パネルに期待です!
プレビュー表示を強化した検索ボックス
「October 2018 Update」では検索ビューもアップデートされました。アプリ・ドキュメント・電子メール・ウェブといったフィルターが画面上部に表示されるようになったほか、Web検索のプレビューが自動で展開されるようになりました。
アプリがヒットする場合は、詳細ペインにアプリのアイコンと概要、そしてジャンプリストの内容も表示されるようになりました。“cmd”で「コマンド プロンプト」を呼び出すと[管理者として実行]コマンドが出てくるのも便利です。これまでは右クリックメニューへアクセスする必要がありました。
ちなみに「April 2018 Update」の検索ビューは以下のようでした。「October 2018 Update」に慣れてしまうと、ちょっと物足りないですね。
「レジストリ エディター」の改善
「メモ帳」と並び、なぜか最近改善に力が入っている「レジストリ エディター」。「October 2018 Update」では、パスの入力補完などが新たにサポートされました。詳細は以前にまとめた記事を参照してください。
Bluetooth
「October 2018 Update」では“Swift Pair”と呼ばれる機能が初期状態で有効化されました。これは、PCのそばにペアリングの準備が整っているBluetooth端末がある場合、それと接続するための通知をデスクトップに表示します。トースト通知をタップすれば簡単に接続を完了することができて、大変便利です。
表示文字の拡大
「October 2018 Update」では、アクセシビリティ関連でも多くの機能追加と改善が行われました。なかでも表示文字の拡大は、文字の読みづらさに悩む中高年ユーザーにとって福音になりそうです。
表示文字サイズを拡大するには、「設定」アプリの[システム]-[ディスプレイ]セクションを開き、“文字を大きくする”というスライダーを操作します。[適用]ボタンを押せば、デスクトップが再読み込みされ、表示文字が大きくなります。