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「BIZ UD」ベースの開発者向けカスタムフォント「UDEV Gothic」がさっそく登場【4月18日追記】
全角空白の可視化やリガチャにも対応。4月16日には初メジャーバージョンのv1.0.0が公開
2022年3月25日 08:00
プログラミング向けフォント「UDEV Gothic」が、3月23日にリリースされた。「SIL Open Font License 1.1」(OFL-1.1)で公開されたモリサワの「BIZ UDゴシック」をベースに、「JetBrains IDE」で用いられているオープンソースの等幅フォント「JetBrains Mono」を組み合わせており、ソースコードの可読性と日本語コメントの読みやすさを両立している。
「UDEV Gothic」を制作したのは、「白源」や「PlemolJP」などの開発者向けフォントを手掛けるたわら氏。このフォントでも全角空白を可視化するなど、日本語環境でのプログラミングに配慮した改良が施されている。
興味深いのは、リガチャ(合字)に対応したバージョンが含まれていること。これは「JetBrains Mono」に由来する機能で、名前に「LG」をもつフォントを利用すると、比較演算子(==、!=、>=、<=など)やアロー演算子(->)などを1つの文字として表現できる。また、「BIZ UDゴシック」相当のIVS(異体字シーケンス)もサポートする。
「UDEV Gothic」は「OFL-1.1」ライセンス下で公開されており、現在「GitHub」のリリースページからダウンロード可能。執筆時の最新版は、24日に公開されたv0.0.4となっている。
アップデートしていただいた方には申し訳ないのですが、立て続けに v0.0.4 をリリースしてしまいました。
— たわら ¦¦ HackGenのひと👨💻 (@tawara_san)March 24, 2022
以下の事象の対策です。https://t.co/iZD9RLJDcm
[2022年4月18日編集部追記] 4月16日付けで初のメジャーバージョンとなるv1.0.0が公開された。
ソフトウェア情報
- 「UDEV Gothic」
- 【著作権者】
- tawara(yuru7)氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.0.4(22/03/24)