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商用可能ですべてが手書きの楷書フォント「しょかき楷月」無料版v2.00が公開

JIS第二水準漢字まで収録した有料版も販売開始

ペン字楷書フォント「しょかき楷月」

 書家のしょかき氏は4月28日、手書きペン字楷書フォント「しょかき楷月」有料版の販売、および無料版v2.00の配布を、ネットショップサービス「BOOTH」にて開始した。有料版のダウンロード価格は利用機器1~3台で使えるライセンスが5,000円など。

手書き特有のブレがあるのが特徴のフォント

 「しょかき楷月」は、凛々しい楷書を目指して制作されたペン字楷書フォント。パイロットの筆ペン「筆まかせ(極細)」を80本程消費して手書きで書字し、武蔵システムの「TTEdit」および「手書きでフォント」を使用して作成された。v2.00では、無料版も大幅に更新されている。

 半角英数や半角記号についてはプロポーショナルフォント、仮名は全角幅となっており、形式はTrueType。有料版も無料版も商用利用可能で、フォントファイル自体を改変しなければ、字体の変形も認められている。

形式はTrueTypeのプロポーショナルフォント

 有料版・無料版ともに「しょかき楷月」および「しょかき楷月B」が同梱されており、「楷月B」は平仮名のみが行書風になる。一部の漢字は伝統的な字体や異体字が使用されている。

「しょかき楷月」と「しょかき楷月B」の2種類の仮名を収録
「楷月B」では平仮名が行書風になる
バリエーション豊富な字体が楽しめる

 有料版の収録文字はおよそ7,000字で、罫線記号を除くJIS第二水準までの文字のほか、IBM拡張文字、さらに追加で「千字文」および「般若心経」の漢字を収録。一方、無料版ではひらがな・カタカナ・英数字などに加え、教育漢字1,026字とフォント名に含まれる「楷」が収録されている。

有料版の収録文字数はおよそ7,000字。JIS第二水準までの文字を収録
有料版と無料版との違いは収録文字数。商用・非商用を問わず利用可能

 なお、「しょかき楷月」では、団体(法人等)が所有する複数の機器(PC等)にフォントをインストールする際、その機器の数に応じた料金が請求される。購入の際は、BOOST(金額上乗せ機能)を利用しての支払いとなり、機器3台ごとに使用するフォント価格が上乗せされる。



ソフトウェア情報

「しょかき楷月」無料版
【著作権者】
しょかき 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(有料版は機器1~3台で5,000円など)
【バージョン】
2.00(22/04/28)