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読みやすい「BIZ UD」を帳票向けにカスタマイズした「帳票 UDPゴシック」フォントが公開

明朝体バージョンの「帳票 UDP明朝」もあり

「BIZ UDPゴシック」を帳票向けにカスタマイズしたゴシックフォント「帳票 UDPゴシック」

 「BIZ UDPゴシック」を帳票向けにカスタマイズしたゴシックフォント「帳票 UDPゴシック」が、5月24日に公開された。現在、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能。

 「BIZ UD」シリーズは、ビジネス文書向けに制作された「ユニバーサルデザイン」(UD)のフォントで、読みやすさと視認性の高さから幅広い支持を集めている。「Windows 10 October 2018 Update」以降はOSに標準搭載されており、使いやすいのも魅力だ。

 しかし、ゴシック体のプロポーショナル(可変幅)フォント「BIZ UDPゴシック」は、全角および半角の「1」だけ他の数字と幅(サイドベアリング)が異なり、数字の桁がそろわず、帳票などでは少し使いにくい。かといって等幅の「BIZ UDゴシック」は数字が細すぎる。

 「帳票 UDPゴシック」は、こうした問題を解決するために開発された帳票向けフォント。「BIZ UDPゴシック」の半角「1」、全角「1」の幅だけを変更しており、他の文字(13,930個)にはまったく手が入っていないとのことなので、帳票向きの「BIZ UDPゴシック」がほしいといったユーザーにはぴったりだ。

 明朝体の「帳票 UDP明朝」フォントもあるので、状況によって使い分けたい。

明朝体バージョンの「帳票 UDP明朝」

 ライセンスはどちらも「SIL Open Font License」で、個人利用・商用にかかわらず無償。Webサイトに埋め込むだけでなく、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。

ソフトウェア情報

「帳票 UDPゴシック」
【著作権者】
jz5 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.05101(25/05/24)