やじうまの杜

めっちゃ読みやすいモリサワの「BIZ UD」フォントが「GitHub」に

縛りの比較的緩い「SIL OFL- 1.1」ライセンスでカスタムフォントのベースにピッタリ?

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モリサワの「BIZ UDゴシック」と「BIZ UD明朝」

 モリサワの「BIZ UDゴシック」「BIZ UD明朝」が「GitHub」で公開されたのだそうです。

 ライセンスは縛りの比較的緩い「SIL Open Font License 1.1」(OFL-1.1)――ということは、個人利用・商用にかかわらず無償で利用できるだけでなく、Webサイトに埋め込んだり、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできますね。

 「BIZ UD」シリーズは見やすい、読みやすい、間違えにくいの3点を重視して開発された「ユニバーサルデザイン」(UD)のフォントで、老若男女を問わず、幅広いユーザーに配慮されているのが特徴。ロービジョン(弱視)やディスレクシア(読み書き障害)といったハンデを抱えた人たちにもとってもわかりやすいと評判で、最近のWindowsには標準で含まれています。

 筆者も原稿を執筆するテキストエディターのフォントを「BIZ UD明朝」にしていますが、目と頭にすっと入ってくる感じが心地いいですね。「1」(いち)と「l」(小文字のエル)などの見分けが難しいかなと感じる以外は、とくに不満はありません。まだ使ったことがないという人は、ぜひ使ってみてください。

最近のWindowsにも標準搭載

 リリースノートによると、イニシャルリリースは「Google Fonts」に合わせた変更が行われているとのこと。「Google Fonts」にはまだ掲載されていないようですが、そのうち利用できるようになりそうですね。

Google Fonts」にはまだ見当たらず……

 ちなみに、今回ツイートを引用させていただいたたぬき侍さんは、「たぬき油性マジック」(たぬゴ)や「全児童フォント」などを制作されている有名なフォント作家さんです。

 もしかすると「BIZ UD」シリーズフォントをベースにした新作も……だなんて期待してしまいますね! 他のフォント作者さんも、新作ができたらぜひ自薦メールをいただければと思います。