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日本人プログラマー向けカスタムフォント「UDEV Gothic」が約2年半ぶりのメジャー更新

「BIZ UD」+「JetBrains Mono」でソースコードと日本語コメントの可読性を両立

プログラミング向けフォント「UDEV Gothic」(作者Twitterアカウントより引用)

 プログラミング向けフォント「UDEV Gothic」が8月17日、v2.0.0へとアップデートされた。2022年4月以来のメジャーバージョンアップとなる。現在「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能。

 「UDEV Gothic」は、モリサワの「BIZ UDゴシック」をベースに「JetBrains IDE」で用いられているオープンソースの等幅フォント「JetBrains Mono」を組み合わせたフォント。「白源」「PlemolJP」などの開発者向けフォントを手掛けるtawara氏が制作している。ソースコードと日本語コメントの可読性を両立しているだけでなく、近年流行しているリガチャ(合字)に対応したバージョンや、お洒落なターミナルで利用される記号を収録した「Nerd Fonts」統合バージョンがあるのも魅力だ。

 ライセンスは「OFL-1.1」で、個人利用・商用にかかわらず無償。Webサイトに埋め込むだけでなく、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。

 v1.0.0からの主な変更は「JetBrains Mono」「Nerd Fonts」アップデートへの追従、字形の調整など。v2.0.0では全角スペースを不可視にしたバリエーションが追加されたほか、ビルドスクリプトが「Python」で再実装されている。

 なお、Windows環境でフォントをアップデートする際は、インストール不良を避けるため、あらかじめ既存フォントファイルを削除してから新規にインストールすることが推奨されているので注意。

ソフトウェア情報

「UDEV Gothic」
【著作権者】
tawara(yuru7)氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(24/08/17)