NEWS（09/09/30　19:29）

　アリエル・ネットワーク（株）は30日、P2P技術を利用したフリーのスケジュール共有ソフト「アリエル・マルチスケジューラ」の最新版v5.1.0を公開した。本バージョンでは、有償で販売されていたプロジェクト管理ソフト「プロジェクトA」の機能を統合し、スケジューラーにとどまらない統合グループウェアとして利用できるほどの機能追加がなされた。

　具体的に追加されたのは、プロジェクト管理機能・掲示板機能・ファイル共有機能など。また、ToDo機能も強化され、“ルーム”に登録したほかのメンバーへToDoを依頼できるようになっている。

　プロジェクト管理機能では、ガントチャートを使ってプロジェクトの進捗を管理可能。ガントチャートはドラッグで移動することもできるほか、プロジェクトに親子関係をつけて管理したり、マイルストーンを設定することもできる。

　掲示板機能では、スレッド形式の掲示板を利用可能で、リッチテキスト形式でも投稿できる。また、ファイル共有機能では、指定したローカルのファイルを“ルーム”のメンバー間でメモを付加して共有でき、画像ファイルならば本ソフト上でプレビューすることも可能。

　さらに、“報告書”“議事録”“出張報告”をテンプレートに従って作成し、共有できる“定型文書”機能も追加された。また、本バージョンよりWindows 7にも対応している。

　本ソフトは、Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。