NEWS(10/11/15 15:48)

「VLC media player」v1.1.5が公開、任意コードの実行を許す脆弱性を修正

Intel製統合グラフィックプロセッサでもHD動画のGPU支援再生が可能に

「VLC media player」v1.1.5「VLC media player」v1.1.5

 仏VideoLAN Projectは13日(現地時間)、オープンソースのメディアプレイヤー「VLC media player for Windows」の最新版となるv1.1.5を公開した。本バージョンでは、任意コードの実行を許す脆弱性が修正されている。

 脆弱性の内容は、リモートPC上のファイルを呼び出すコードの宣言に不具合があり、「Samba」でネットワーク共有を行っている場合、スタック破壊攻撃(Stack Smashing Attack)を受ける恐れがあるというもの。

 そのほか、本バージョンではWebM形式ファイルのストリーミング再生に対応したほか、Intel製の統合グラフィックプロセッサを搭載した環境でも、DXVA 2.0(DirectX Video Acceleration)を利用したHD動画のデコードが可能になった。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
the VideoLAN team
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.5(10/11/13)

(柳 英俊)