NEWS(11/04/06 16:10)
「Thunderbird」「F1」担当の“Mozilla Messaging”が“Mozilla Labs”へ統合
「F1」や「Raindrop」といったWebコミュニケーション製品の開発へリソースを集中
Mozilla Foundation傘下の米Mozilla Messaging Inc.は4日(現地時間)、同社がMozillaの研究組織“Mozilla Labs”へ統合されることを発表した。
同社は2008年、「Thunderbird」を中心とするメッセージング・コミュニケーション関連の製品開発を目的に、「Firefox」などを統括するMozilla Corporationの姉妹企業として設立。これまで「Thunderbird」のほか、「Firefox」へソーシャルネットワークとの連携機能を追加する拡張機能「F1」や、インスタントメッセージやソーシャルネットワークを一元管理する「Raindrop」といった製品の開発を担当してきた。
しかし、近年のWebメールやソーシャルメディアなどの急激な普及に伴い、メッセージング・コミュニケーションのあり方も当時とは様変わりしている。このような状況に対応するため、Mozillaは同社を“Mozilla Labs”へ統合し、組織を簡素化すると同時に、「F1」や「Raindrop」に代表されるWebベースのコミュニケーション製品の開発効率をより一層向上させたい考え。
なお、「Thunderbird」の開発もこれまで通り継続されるとのこと。