NEWS(11/04/19 12:59)
再変換に対応した「Google 日本語入力」の最新開発版v1.1.690.100が公開
手書き文字入力と文字パレットが追加され、読みのわからない文字も入力可能に
Google Inc.は、Web上のデータをもとに変換した辞書が特徴の日本語入力システム「Google 日本語入力」の最新開発版v1.1.690.100を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。すでにインストールしているユーザーへのアップデートも、順次配信される予定。
本開発版では、テキストの再変換に対応。一度確定したテキストを選択して、右クリックメニューの[再変換]項目をクリックすれば、選択テキストを再度未変換状態へ戻せる。また、“MS-IME”“ATOK”“ことえり”の各キーマップに“再変換”コマンドが追加されており、キー入力による再変換も可能だ。
なお、この機能は「メモ帳」などの再変換に対応したアプリケーションでのみ利用できるので注意。また、再変換を行ったあとにテキストの編集を開始してキャンセルすると、再変換前のテキストへ戻せない場合があるほか、長い文章の再変換には時間がかかる場合がある。
さらに、本開発版では新たな入力方法として“手書き文字入力”と“文字パレット”が追加され、読みのわからない漢字や特殊な文字を入力できるようになった。ただし、“手書き文字入力”に関してはあくまでもテスト用のため、認識精度が制限されているとのこと。認識精度は今後のアップデートで向上する見込み。
また、開発版v1.1.626.100で搭載された“リアルタイム変換”機能が標準で有効化されている。この機能は、設定ダイアログの[サジェスト]タブからOFFにすることも可能。Webで収集した情報をもとした変換辞書も再構築されている。
そのほか、確定取り消し時に[Shift][Ctrl][Alt]各キーの押し下げ状態がクリアされる問題、Windows Vista/7環境下の一部アプリケーションで入力中のテキストが表示されなくなる問題、特定条件で「Google 日本語入力」のインストールに失敗する問題、入力中の文字がサロゲートペア含む場合にカーソルと候補ウィンドウの表示位置がずれる問題などが修正されている。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Dev 1.1.690.100(11/04/18)