NEWS(11/04/28 14:54)
音声入力API“HTML Speech Input”に対応した「Google Chrome」v11の正式版が公開
多数の脆弱性も修正
米Google Inc.は27日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv11.0.696.57を公開した。最新版の主な変更点は、Webページ上のフォームなどにマイクから入力した音声でテキストなどを入力できるAPI“HTML Speech Input”に対応したこと。
“HTML Speech Input”APIは、すでに同APIに対応している“Google 翻訳”のページなどで利用可能。同サイトでは翻訳元の言語を“英語”にすると、入力フォームの右下にマイク型のアイコンが表示される。このアイコンをクリックするとポップアップが表示されて音声入力の待ち受け状態になるので、パソコンへ接続したマイクに向かって英語で話せばフォームにテキストが入力される仕組み。なお、編集部にて試用したところ、翻訳元の言語に英語以外を指定した場合は音声入力はできなかった。
さらに、全25件の脆弱性も修正されている。そのうちWindowsに関係する脆弱性は21件で、内訳は同社の基準で深刻度が4段階中2番目に高い“High”に分類された脆弱性が14件、“Medium”に分類された脆弱性が5件、“Low”に分類された脆弱性が2件となっている。
そのほか、IEを「Google Chrome」相当へ強化できるプラグイン「Google Chrome Frame」についても同じ内容の最新版が公開されている。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.0.696.57(11/04/27)