NEWS（11/06/16　17:10）

　米Evernote Corporationは15日（現地時間）、オンラインメモサービス“Evernote”のWindows版クライアント「Evernote for Windows」の最新版v4.4.0.4848を公開した。本バージョンの主な変更点は、ノートからほかのノートへ移動できる“ノートリンク”の作成機能を追加したこと。

　“ノートリンク”を作成するには、ノートの一覧からリンクを作成したいノートを選択し、右クリックメニューの［ノートリンクをコピー］項目を選択すればよい。すると“evernote:///”から始まるリンクがクリップボードへコピーされ、ほかのノートに貼り付けるとノートのタイトルがリンクとして挿入される。また、複数のノートを選択して“ノートリンク”をまとめて作成することも可能。

　さらに、ノートの一覧から任意のノートを選択した際の右クリックメニューから［ノートをコピー］項目を指定することで、選択したノートを同じノートブックやほかのノートブックへ複製することが可能となった。

　また、ノートの一覧の表示方法が改良されている。具体的には、従来の“ミックスビュー”が廃止され、新たに“サマリービュー”が追加された。“サマリービュー”では、ノートのタイトルと本文の一部が表示されるほか、ノートに画像が含まれる場合は画像のサムネイルも表示される仕組み。

　そのほか、ツールバー上に矢印型の戻る・進むボタンが追加された。これらのボタンをクリックすることで表示するノートを移動できるほか、ボタンを長押しすることでノートの閲覧履歴をポップアップで表示できる。

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。