NEWS(11/07/08 17:10)
新しい2DグラフィックスAPI“Azure”搭載の「Firefox Aurora 7」日本語版が公開
メモリ使用量も大幅に削減、従来の70%以下に
Mozillaは7日、Webブラウザー「Firefox」の“Aurora”チャンネル初となる「Firefox Aurora 7」の日本語版を公開した。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作確認した。現在日本語の公式ダウンロードページ“次世代ブラウザ Firefox - プレビューリリース”から、最新版のv7.0a2をダウンロードできる。
v7.0の変更点は、起動速度の短縮などパフォーマンスの向上がメイン。メモリ使用量も大幅に削減されており、従来の70%以下に抑えられている。また、フォントのレンダリングも改善され、よりくっきりと鮮明な描画が可能になった。
そのほかの大きな改善点としては、“canvas”要素のレンダリングを行うAPIとして、Direct2Dを利用した新しいAPI“Azure”が採用されたことが挙げられるだろう。“Azure”APIはまだ最適化も済んでいない状態だが、それでも従来の“Cairo”APIよりも劇的なパフォーマンス向上が見られるという。
なお、“Aurora”チャンネルで公開されているビルトは先進機能を盛り込んだ上級者向けとなっており、安定性の面から一般ユーザの利用はお勧めできないので注意。
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windowsなど(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 7.0a2(11/07/07)