レビュー

“貼り付け禁止”を突破するアイデアアプリ「Typaste」

クリップボードのテキストをユーザーに代わり手入力、複雑なパスワードもお手の物

「Typaste」v1.0.2。起動している間だけ機能する

 パスワード入力欄がクリップボードから貼り付けできないようになっており、機械生成された複雑なパスワードを手入力させられて苦痛だった……そんな経験はだれしもあるだろう。メールアドレスを再入力するテキストフォームが貼り付け禁止になっているケースも、面倒くさい。そんなときに便利なのが、今回紹介する「Typaste」だ。

 「Typaste」(Typing+Paste)はその名の通り、ユーザーに代わりタイピング(Typing)してクリップボードのテキストを貼り付け(Paste)てくれるアプリだ。内部は[Ctrl]+[V]キーをフック(割り込み)して無効化し、代わりにクリップボードに格納されているテキストを入力する“キー操作”を1文字ずつエミュレート(再現)する仕組みになっている。

 そのため、あらかじめ「Typaste」を起動しておき、貼り付け禁止のテキストフォームでいつも通り[Ctrl]+[V]キーを押せば、ユーザーに代わり「Typaste」がそのテキストデータを入力してくれる。勝手に1文字ずつ、テキストフォームに文字が追加されていく様子が面白い。

勝手に1文字ずつ、テキストフォームに文字が追加されていく様子が面白い。

 キーのタイプ間隔(遅延)などは設定画面で調整可能で、タイプの際に鳴らす効果音を割り当てることもできる。キー入力を途中で停止したい場合は[Esc]キーを、キー入力の代行(貼り付け禁止の突破)をやめたいときは本ソフトを終了すればよい。

設定画面

 貼り付け禁止を突破するツールはすでにあるが、Webブラウザーをターゲットとした拡張機能が多い。しかし、本アプリならばWebブラウザーだけでなく、一般のアプリでも利用可能。インストール不要で利用できるポータブルアプリになっているので、USBメモリやクラウドストレージなどに入れておけば、いざというときに役立つかもしれない。

 「Typaste」はWindows 2000/XP/Vista/7/10に対応しており、編集部にてWindows 11で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロード可能だ。

ソフトウェア情報

「Typaste」
【著作権者】
片山博文MZ 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/10(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.2(24/05/20)