NEWS(11/10/13 00:39)
開発終了宣言された「FFFTP」がオープンソースとして開発再開・バージョンアップ
“FTPS Explicit”接続に対応するなど新機能も搭載
定番FTPクライアントソフト「FFFTP」の、有志によって開発された新バージョンとなる「FFFTP」v1.98が、12日に公開された。「FFFTP」は8月31日、原作者である曽田純(Sota)氏によりに開発終了が宣言されたが、以前よりソースコードが公開されていた。
「FFFTP」は、ローカル側とホスト側のリスト画面を左右に並べて表示するタイプの日本語FTPクライアントソフト。1997年頃より約14年の間、多くのユーザーに愛用され、開発終了が宣言された際には大きな反響を呼んでいた。
最新版のv1.98では、オープンソースとして開発されているだけではなく、大きな新機能も搭載されている。たとえば、送受信データをSSL/TSLで暗号化するFTPSの一種“FTPS Explicit(FTP over Explicit SSL/TLS)”接続に対応した。また、アスキーモード転送時の漢字コード変換機能がUTF-8に対応した。
さらに、Unicode文字を含むファイル名を利用できるようになったほか、ホストとの同時接続数の最大値が“4”に増加された。そのほか、ファイル一覧のキャッシュ機能が標準では無効化されるなどの仕様変更や、一部のマルチコアCPU環境で強制終了してしまう不具合などの修正も施されている。
「FFFTP」は、Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、オープンソース版は現在ライブラリサイト“SourceForge.JP”のプロジェクトページからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- FFFTP Project、Sota & cooperators
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.98(11/10/12)