NEWS(11/10/18 18:18)

“backlog”機能を搭載、パフォーマンスが大幅に向上した「MetroTwit」v0.9.0.0

「MetroTwit Plus」エディションが追加。無償版には広告が表示されるように

「MetroTwit」v0.9.0.0「MetroTwit」v0.9.0.0

 豪Pixel Tucker Pty Ltd.は17日(現地時間)、“Metro UI”にインスパイアされて生まれたTwitterクライアント「MetroTwit」の最新版v0.9.0.0を公開した。本バージョンでは、新たに“backlog”機能が追加されている。

 「MetroTwit」では“User Streams”APIを利用しており、タイムラインをリアルタイムに更新することが可能。しかし、フォローするユーザーが多かったり、ユーザーの投稿数があまりにも頻繁だと、タイムラインの更新が早すぎてツイートが読めなかったり、リプライやリツイートができない場合があった。

 “backlog”機能は、新着のツイートをキュー(待機リスト)としてまとめて、指定した時間が過ぎるまで、タイムラインの更新を一時的に“堰き止める”ことが可能。“backlog”機能の更新間隔は、設定画面で“in real time(待機時間なし)”から120秒までの間で調節できる。目まぐるしく更新されるタイムラインに目を回してしまいそうな人には、ぜひ役立てていただきたい。

“backlog”機能でタイムラインの更新を一時的にキューとしてまとめた様子(タイムラインの最上段)。クリックすれば、キューを解除することが可能“backlog”機能でタイムラインの更新を一時的にキューとしてまとめた様子(タイムラインの最上段)。クリックすれば、キューを解除することが可能

“backlog”機能の更新間隔は設定画面で調節できる“backlog”機能の更新間隔は設定画面で調節できる

 そのほか、タイムラインのカラムの名前をリネームする機能、非公開アカウントへのフォロー要請を通知できる機能、リツイートの取り消し機能、ツイートの固定リンクをクリップボードへコピーする機能、ツイートの表示フォントの大きさを3段階で調節できる機能など、多くの新しい機能が追加された。パフォーマンスの改善や、不具合の修正も多数施されている。

プライベートアカウントへのフォロー要請通知を閲覧プライベートアカウントへのフォロー要請通知を閲覧

ツイートをリツイートしたユーザーをポップアップでリスト表示。フォローしているユーザーとしていないユーザーで分類することも可能ツイートをリツイートしたユーザーをポップアップでリスト表示。フォローしているユーザーとしていないユーザーで分類することも可能

 「MetroTwit」はWindowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 4が必要。

 なお、本バージョンからタイムラインの最上部に広告が表示されるようになった。広告が表示されるタイムラインは1つだけで、設定画面でどのタイムラインに表示するか選択することも可能。価格14.95豪ドルの有償ライセンスを購入して「MetroTwit Plus」にアップグレードすれば、広告を非表示にすることができる。「MetroTwit Plus」には、マルチアカウント機能などの独自機能も追加される予定。

 また、編集部にて試用したところ、「Norton AntiVirus 2011」に搭載されている振る舞い検知機能“SONAR”で、疑わしい動作をするアプリケーションであると判定・削除されてしまうことを確認した。しかし、「ウイルスバスター2012 クラウド」「Norton AntiVirus 2011」「ESET Smart Security」v4.2という3種類のウイルス対策ソフトを用いてウイルスチェックを実施したところ、ウイルスであるとは判定されなかった。窓の杜のウイルスチェック体制については、下記URLにあるWebページを参照してほしい。

【著作権者】
Pixel Tucker Pty Ltd.
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.9.0.0(11/10/17)

(柳 英俊)