NEWS(11/12/05 18:39)
エンターブレイン、“RPGツクール”シリーズの最新版“VX Ace”の体験版を公開
スキルやアイテムのデータベース内にダメージなどの計算式を直接記述できるように
(株)エンターブレインは1日、定番RPG制作ソフト“RPGツクール”シリーズの最新版となる「RPGツクールVX Ace」の体験版を公開した。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応しており、制作したゲームを実行用のファイルとしてエクスポートできないほか、保存したプロジェクトを開けないといった制限がある。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「RPGツクールVX Ace」は、プログラムの知識がなくてもフィールドや町、ダンジョンなどの“マップ”を作成し、そこに会話や戦闘などの“イベント”を配置することでRPGを制作できるソフト。製品版は12月15日に発売される予定で、希望小売価格は13,440円(税込み)。
旧バージョンとなる「RPGツクールVX」からの主な変更点は、スキルやアイテムのデータベース内にダメージなどを算出する計算式を直接記述できるようになったほか、ステータスや能力値の変化、特殊効果などを設定できる“使用効果”項目が追加された。また、キャラクターや武器・防具などのデータベースには“特徴”項目が追加され、ステータス変化や特殊な効果などの追加効果を設定できるようになった。
さらに、マップに使用するタイル画像をひとまとめにした“タイルセット”を1つのゲームで複数利用できるようになったほか、任意のタイル画像に“ダメージ床”“梯子”といった属性を付加できるようになった。また、近景と遠景を組み合わせて戦闘画面の背景を設定できるようなったほか、新たに追加されたパラメーター“TP”を消費して発動させる戦闘時のスキルを設定できるようになった。
そのほか、既存のパーツを組み合わせてキャラクターの顔グラフィックと歩行グラフィックを同時に作成できる“キャラクター生成”ツールが追加され、絵心がない人でもオリジナルのキャラクター画像が作成できるようになった。加えて、マップ上をパーティーのキャラクターが隊列を組んで移動する演出が可能になったほか、5人以上のパーティーを組むことが可能になった。ただし、5人以上のパーティーでも戦闘に参加できるのは4人までとなっている。また、イベントでOgg Theora形式の動画を再生する機能も追加された。
- 【著作権者】
- (株)エンターブレイン、Yoji Ojima 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- 体験版
- 【バージョン】
- 1.00 Trial(11/12/01)