NEWS(11/12/12 18:08)
低速回線でも快適に利用可能になったリモートPC操作ソフト「Mirror-DTC」v1.2.0
画面の指定領域以外を非表示にする機能や、ソフトキーボードも追加
通信品質の自動調整機能を備えたDirectX対応のリモートPC操作ソフト「Mirror-DTC」の最新正式版v1.2.0が、11日に公開された。最新版の主な変更点は、低速回線でも快適に利用するためのオプションが追加されたこと。
たとえば、[オプション]メニューには、画像データの圧縮率を上げて操作感を高める[減色モード]項目や、遅延が大きくなった画像の転送を禁止してスムーズに画像を表示する[遅延抑制モード]項目、データの転送量が大きくなった際に画質を自動で落としてフレームレートを維持する[自動デグレード]項目が追加された。
さらに、[画像]メニューに追加された[ブロックスキャン]項目を選択すると、画面の領域を8×8に分割して変化のあった領域から順番に転送することで、転送速度が遅い環境でも操作に支障が出ないようにすることが可能。また、接続を維持したままネットワークへの負荷を最小限にする“一時停止状態にする”機能も追加された。
加えて、操作性を向上させる機能も追加された。たとえば、画面の指定領域以外を非表示にして操作できないようにする機能や、別ウィンドウで表示されるソフトキーボード、マウスジェスチャー・ショートカットキーでメニューバーの表示・非表示などを切り替える機能が追加された。また、接続中でも映像の圧縮モードを[圧縮]メニューから切り替えられるようになっている。
そのほか、標準の圧縮モード“デスクトップ圧縮”の圧縮方式が変更され、通常操作時の圧縮率がより高くなった。また、“デスクトップ圧縮”以外の圧縮モードは3段階から選択できるようになっている。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
なお同日、本ソフトのクロスプラットフォーム版となる「Mirror-DTC Cross-Platform Pack」v1.2.0のベータ2も公開され、本ソフトと同様の機能追加や仕様変更が施されている。
- 【著作権者】
- T.Ishii 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.0(11/12/11)